調布の弁護士による相続・遺言・遺産分割のご相談[調布くすのき法律事務所]

お気軽にご相談ください

調布駅徒歩3分 調布市役所正面

042-444-7621

9:00〜17:30 土日祝日対応

遺産分割協議成立後に遺言書が発見された場合

質問
遺産分割協議が成立した後に被相続人作成の遺言書が見つかった場合、遺産分割協議の効力に影響はありますか?

回答
遺産分割協議と遺言書の効力の優劣の問題ですね。。

民法上、遺言者の最終意思が法定相続分に優先すると解されています(民法902条等参照)。したがって、遺産分割協議成立後に協議内容と異なる遺言書が発見された場合には、遺言が優先され、すでに行われた遺産分割協議は無効となるのが原則です。

もっとも、相続人全員の同意がある場合には遺言書の内容と異なる遺産分割協議を行うことは有効とされていることからすれば、遺産分割協議成立後にこれと異なる遺言書が発見された場合でも、相続人全員が内容を十分に理解して、すでに成立した協議内容で構わないということであれば、改めて遺産分割協議をやり直す必要はないと考えます。このような場合には、「遺産分割協議成立後に遺言書が発見されたが、相続人全員はすでに成立した遺産分割協議を維持することで合意する」旨の書面を残しておくべきでしょう。

これに対して、相続人が一人でも反対する場合には、原則どおり遺言書の記載に従うことになります。その結果、遺言書記載の財産に関する遺産分割協議は無効になります。また、遺言書記載の財産の遺産全体に占める割合が大きい場合に、遺言書の内容を知っていれば遺産分割協議を成立させなかった事情があれば、遺産分割協議全体が錯誤により無効となり、改めて遺産分割協議を行うことになります。

その他の Q & A

Page Top